花宵ロマネスク プレイ感想&レビュー
PS2のお耽美系乙女ゲー。
オトメイト作なので豪華版の特典CDの時間は短め。
独特の高貴&ダークな雰囲気の作品。
どこからどこまでもピンクの世界そして薔薇、バラ、薔薇…女性がほとんど登場しないのにどのキャラも皆薔薇の似合うこと、似合うこと。
まず、第一印象はとっっっっっても濃ゆいっ(笑)
制作者に「風と木の詩」好きな人でもいるんだろうかってぐらい濃ゆいw
そのせいか、さらに一昔前のものに見えるんだけどね。
実際にはそこまで古いゲームではないです。
ゲーム中の立ち絵も目の焦点が曖昧でキャラ自体が夢でも見ているかのような感じを受ける。ミステリアスともいえる。
年齢設定が高いキャラも美形が多いので、若いキャラ好き派も全員クリア出来ると思います。
プレイした当時は特に気づかなかったけれど、声優陣がめっちゃ豪華!
「うた☆プリ」とかでも有名な現役の声優さんたちもいる。
10年以上前って思うと声優さんって声の質が変わらなくてすごいなぁ。ファンならこれ目当てで見てみるのもありかな?
幸の薄い攻略キャラが多く、ヒロインもそれに巻き込まれていくストーリーがほとんど。
尚、ヒロインの特殊能力「花宵ビジョン」はどこで使ったらいいのか最後まで勘がつかめなかったので、これも攻略サイトを見ながらやりました。
乙女ゲーって基本的に選択肢だけでクリア出来るものが多いけど、こういった新しいシステムは一歩間違えると煩わしさにもなってしまうんだね(泣)
ストーリーはまさに少女漫画。どろどろの人間模様な話が好きな方向けかな。
ここまで振り切った耽美系のゲームも少ないと思うので貴重な体験でした。