しらつゆの怪 プレイ感想&レビュー
乙女ゲーム×怪談ホラーもの。というちょっと変わった設定のアドベンチャー。
また、パッケージからは学生の現代ものに見えるがファンタジー要素が強い。
レビューサイトなどでは酷評も結構見受けられたけれど、私はアリ!
これまでの学園もの、歴史ものと金太郎あめのようなヒット作の真似っこじゃないので意欲作だと思う。
・BAD
システム面で言えばプレイしづらさを感じたりはある。
キャラ同士のやりとりは仲良しっぽい感じが伺えるものの、芝居がかった感じがしてナチュラルさが低い。厨二病感も若干あり。
また、テキスト系ホラーゲームでは定番の文字と効果音、言葉などのタイミングでびっくりさせてくる等の小技が無いのも寂しくはある。
文章表示は設定できるが基本的には、常に一定速度。
・GOOD
それでも、新ジャンル開拓としては興味を惹かれたし、キャラデザや色合い、BGMもポップさとホラーの中庸。
テーマソングなんかもロック調でとても斬新。曲もカッコいい。某有名BLゲームとオープニング、エンディングのアーティストの組み合わせが一緒w
今までになかったものを楽しみたい身としては良かった!
恋愛面は大体のキャラがひと夏の恋なみに短期間で恋に落ちるので、まさに吊り橋効果(笑)
「ときメモ」のように恋心をコツコツと育んでいくのが好きな方には向かないかも。
キャラによっては選択肢がルートに入るときだけのことも。
あとは百物語が始めの方はフルボイスのダミーヘッドマイク音声だが、
残りの大部分が蝋燭のゆれる画像にテキストが表示されるという形式なので、全編音声つきだったらなぁと思わせられた。
百物語の内容は怪談好きなら楽しめるし、どこかで聞いたことがあるものも混じっていると思う。尺は短め。
あくまで、おまけ程度に考えるといいかも。
探索はポップすぎてホラー…?と思うかも。
また、何もないにカーソルがかなり行くので??となる。
ホラーと乙女ゲー両方が好きならアリ。
どちらか一方のみ好きなら、好きなキャラだけは攻略出来そう。
絵の雰囲気が好きとか、一部の要素だけが好きで買うとちょっと肩透かしかも。
ツボにはまればいいんだけど。う~ん。勿体ないなぁ。