真かまいたちの夜 11人目の訪問者(11人目のサスペクト)
かまいたちシリーズのPSVITA版1作目です。VITAの最初期には発売されていたような。
冬の雪山のペンションに閉じ込められるというおなじみのパターンです。
ペンション名はシュプールならぬ、ブラウニー。
ミステリーは携帯などの通信分野が発達すると、とにかく密室系ばかり増えちゃうんじゃないかと要らぬ心配をしております。
今作も例によって分岐シナリオや有名なピンクの栞も搭載されています。
ピンクの栞以外にも隠しシナリオの「異次元少女ポポリン編」なんてのもあります。これはかまいたちファンが好むかは謎。
本編の緊張感があるので、おバカシナリオのビンゴ編などが印象に強く残っています。
また、今までに無かった系統としては、スパイ編というアクションさながらのシナリオもあります。
脱出が目的なことに変わりはないのですが、何から逃げるかの違いによってここまで話は変わるんですね。お見事です。
私は購入後4日間で大方クリアしました。既読率は93%。
バッドエンドで見ていないものはありますが、どうしても完クリしたい人でなければ振り返るほどでもないかな?
始めに選べる本編シナリオはメインだけあって結構な長尺でした。
終わり方は意外とほっこり系。
悲惨なストーリーを想像していただけにちょっと肩透かしだったかも。
あ、でも出来は悪くないです。単に当てが外れたって感じです。
毎度おなじみ半透明の水色ポリゴンキャラが大勢いますが、
シルエットと個性的な性格でキャラ分けがしっかりできているのはスゴイですね!
それにどのシナリオでも出てくるメンバーは基本的に同じなので、いちいち人物を思い出したりしなくていいので話に集中できます。
その他は、「ふたりでかまいたち」というモードをひとり寂しくプレイしました。
こちらは相性占い的なサブシナリオです。ゆえに短編。こんなのもありなのか…幅広い層を意識しているなぁと感じました。
カップルさんなら楽しめるかもね。
「みんなでかまいたち」は通信が必要。
総評としては、ミステリー要素多め、ホラー要素は減った印象です。
かまいたち=「いやぁじゃぁ…」のあのおじいちゃんの名演技がいまだに頭に残っている世代としては、まだまだホラーのイメージが強かったものでw
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